2022/03/29 11:22




カトゥー族は、ラオスの南部に位置する高原地帯、ボーラヴェン高原付近に住んでいます。
元々、ラオス南部に位置するセコン県やサラワン県の高地のベトナムとの国境付近に分布していたモン・クメール系の民族です。
カトゥー族の布は模様がユニークで、ラオス南部の中では他の少数民族が作るものより、最も難しく、最も高価な物と言われています。
黒地の布にビーズが織り込まれているのが特徴です。
ビーズは布に縫い付けるのではなく、一粒ずつ織り込んで模様を作っていきます。
大きさにもよりますが、一枚の布を仕上げるのに、1〜2ヶ月はかかるそうです。
腰機で布を織ります。
現在では、腰機での技法は限られた地域でのみ見られる数少ないものとなってきています。